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特集 大腸内視鏡のトラブルシューティング
[挿入におけるトラブルシューティング]
挿入法をきわめる:屈曲部(Junction)を越えられない
What should we do when the scope cannot go over a flexure or junction?
坂本 直人
1,3
,
村上 敬
2
,
福嶋 浩文
2
,
長田 太郎
3
,
寺井 毅
4
Naoto Sakamoto
1,3
,
Takashi Murakami
2
,
Hirofumi Fukushima
2
,
Taro Osada
3
,
Takeshi Terai
4
1さかもと内視鏡クリニック
2順天堂大学医学部消化器内科
3順天堂浦安病院消化器内科
4寺井クリニック
キーワード:
大腸内視鏡
,
挿入法
,
屈曲部
,
junction
Keyword:
大腸内視鏡
,
挿入法
,
屈曲部
,
junction
pp.345-350
発行日 2024年3月25日
Published Date 2024/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001270
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はじめに
大腸内視鏡検査において屈曲部(junction)をスムーズに越えられるか否かは単に挿入だけでなく,検査の質に大きく関わる大切なポイントである。Junctionをよい形で越えられれば容易に盲腸まで到達でき,質の高い観察や治療へとつながっていく。しかし,大腸の長さや走行,癒着の有無など腸の状態は人によってさまざまであり,上級医でも挿入に苦労するケースがある。ここではS状結腸を中心に屈曲部をよい形で越えるための基本と屈曲部を越えられないときの対処法について記載する。
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