特集 大腸内視鏡の話題─機器と挿入法
II.受動湾曲・高伝達挿入部・硬度可変機能付きスコープ (2)欠点(デメリット)
田中 信治
1
,
住元 旭
1
,
保田 和毅
1
,
山下 賢
2
,
田中 秀典
1
,
松本 健太
2
,
岡本 由貴
1
,
稲垣 克哲
2
,
二宮 悠樹
1
,
林 奈那
1
,
岡 志郎
2
,
茶山 一彰
2
1広島大学大学院医歯薬保健学研究科内視鏡医学
2広島大学大学院医歯薬保健学研究科消化器・代謝内科学
キーワード:
大腸内視鏡
,
挿入法
,
受動湾曲
,
高伝達挿入部
,
硬度可変機能
Keyword:
大腸内視鏡
,
挿入法
,
受動湾曲
,
高伝達挿入部
,
硬度可変機能
pp.550-553
発行日 2018年11月20日
Published Date 2018/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000266
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□軸保持短縮操作で大腸内視鏡を挿入する場合に,高伝達挿入部は有用な機能である.
□硬度可変機能は,個人の挿入法やスコープの好みに対応可能であるとともに,癒着症例など被検者の状態に応じて使い分けが可能で有用な機能である.
□受動湾曲はプッシュ法で屈曲を越えるときに有用なだけで,軸保持短縮操作の障害になる(スコープ直線化の腰砕け)ことが多く,初学者のプッシュ法多用を誘導するリスクをもっており推奨できない.
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