Japanese
English
特集 進化し続けるIEE
[各論 IEEを使いこなす]
大腸内視鏡
早期大腸癌の深達度診断:拡大IEEを活用する
Prediction of depth of early colorectal cancer using magnifying IEE
豊嶋 直也
1
,
斎藤 豊
1
,
山﨑 嵩之
1
,
久田 泉
1
,
水口 康彦
1
,
関口 正宇
1,2
,
高丸 博之
1
,
山田 真善
1
,
小林 望
1,2
Naoya Toyoshima
1
,
Yutaka Saito
1
,
Takayuki Yamazaki
1
,
Izumi Hisada
1
,
Yasuhiko Mizuguchi
1
,
Masau Sekiguchi
1,2
,
Hiroyuki Takamaru
1
,
Masayoshi Yamada
1
,
Nozomu Kobayashi
1,2
1国立がん研究センター中央病院内視鏡科
2国立がん研究センター中央病院検診科
キーワード:
JNET分類
,
IEE拡大
,
超拡大内視鏡
Keyword:
JNET分類
,
IEE拡大
,
超拡大内視鏡
pp.385-390
発行日 2023年3月25日
Published Date 2023/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000681
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はじめに
画像強調観察(image enhanced endoscopy:IEE)は通常光内視鏡では発見が困難な表面型病変の検出や質的診断を可能にする観察する方法である。コンピュータ信号処理を用いて画像を取得することや,波長調整した照射光で深部の血管や粘膜表層の毛細血管,粘膜のわずかな肥厚などを強調することで通常光観察では観察できない所見を得られることが可能である。また,IEEの最大のメリットとしてあげられるのは,通常内視鏡検査に追加で機器や薬剤を使用することなくワンタッチボタンでの操作で瞬時に切り替えることが可能である点であり,欧米でも急速に普及している。
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