Japanese
English
特集 進化し続けるIEE
[各論 IEEを使いこなす]
大腸内視鏡
大腸腫瘍の拾い上げから質的診断:BLI・LCIを活用する
Detection and characterization of colorectal tumors using BLI and LCI
吉田 直久
1
,
井上 健
1
,
小林 怜央
1
,
冨田 侑里
1
,
橋本 光
1
,
廣瀬 亮平
1
,
土肥 統
1
,
稲田 裕
2
,
村上 貴彬
3
,
森本 泰隆
4
,
森永 友紀子
5
,
伊藤 義人
5
Naohisa Yoshida
1
,
Ken Inoue
1
,
Reo Kobayashi
1
,
Yuri Tomita
1
,
Hikaru Hashimoto
1
,
Ryohei Hirose
1
,
Osamu Dohi
1
,
Yutaka Inada
2
,
Takaaki Murakami
3
,
Yasutaka Morimoto
4
,
Yukiko Morinaga
5
,
Yoshito Itoh
5
1京都府立医科大学消化器内科
2京都第一赤十字病院消化器内科
3愛生会山科病院内科
4済生会京都府病院消化器内科
5京都府立医科大学附属病院病理診断科
キーワード:
LCI
,
レーザー
,
LED
,
BLI
,
LCI
,
腺腫
Keyword:
LCI
,
レーザー
,
LED
,
BLI
,
LCI
,
腺腫
pp.378-384
発行日 2023年3月25日
Published Date 2023/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000680
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はじめに
Blue laser imaging(BLI)がレーザー内視鏡システム(LASEREO,富士フイルム社)における狭帯域光観察モードとして2012年に上市され,そのポリープ発見および質的診断に対する有用性が種々報告されている。さらに2014年にlinked color imaging(LCI)が新たな狭帯域光観察モードとして登場し,その明るい視野からポリープ発見の向上のために活用されている。また欧米ではレーザー内視鏡の代わりにlight-emitting diode(LED)内視鏡が2017年頃より普及し,LED光によるblue light imaging(こちらもBLIと呼称される)およびLCIが活用されている。2020年からは本邦でもLED内視鏡(ELUXEO,富士フイルム社)が使用可能となり活用されている。本稿では,レーザー内視鏡およびLED内視鏡によるBLIおよびLCIの大腸病変の発見および診断における有用性について詳説する。
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