特集 食物アレルギー-変わる常識と新たなクリニカルパール
診断・治療管理の実際 食べることを目指した栄養食事指導
水谷 公美
1
,
近藤 康人
1藤田医科大学ばんたね病院 小児科
キーワード:
魚類製品
,
食品表示
,
過敏症-食品性
,
栄養指導
,
治療用特殊ミルク
,
アレルゲン除去食
Keyword:
Food Hypersensitivity
,
Food Labeling
,
Fish Products
pp.921-924
発行日 2021年6月1日
Published Date 2021/6/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021247845
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<Key Points>(1)食物アレルゲンは加熱や酵素処理によって低アレルゲン化される。低アレルゲン食品としてミルク(高度分解乳や軽度分解乳)やツナの缶詰が市販されている。(2)患者・家族のQOLを損なうことなく「必要最小限の除去」を行うために、市販の加工食品のタンパク質量を測定した「加工食品のアレルゲン含有量早見表」を作成している。(3)「加工食品のアレルゲン含有量早見表」は注意点を理解し、アレルギーに精通した医師のもとで正しく使用することで、アレルゲンを含んだ加工品を安全に食事指導に取り入れることができる。
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