有効性評価に基づく胃がん検診ガイドライン-内視鏡検診時代の新たなる幕開け
胃内視鏡検診を巡る新たなる展開 細径内視鏡による胃癌スクリーニングの現状と課題
外山 雄三
1
,
長浜 隆司
,
宇賀治 良平
,
松村 祐志
,
浅原 新吾
,
平嶋 勇人
1千葉徳洲会病院 消化器内科
キーワード:
胃鏡法
,
胃腫瘍
,
鼻腔
,
診断サービス
,
腫瘍の早期診断
Keyword:
Diagnostic Services
,
Gastroscopy
,
Nasal Cavity
,
Stomach Neoplasms
,
Early Detection of Cancer
pp.165-170
発行日 2016年1月20日
Published Date 2016/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2016164623
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「有効性評価に基づく胃がん検診ガイドライン2014年度版」より新たに胃内視鏡検査が対策型検診と任意型検診における胃がん検診としてグレードBに推奨され,それに伴い経鼻内視鏡を中心に細径内視鏡の受容性が高まると予想されるなか,本稿では経鼻内視鏡を中心に細径内視鏡の胃癌スクリーニングにおける前処置,観察方法,画質,操作性,診断精度と課題について概説した.現在の細径内視鏡は従来欠点として指摘されていた画質,操作性の面でも経口内視鏡と同等の性能を有しており,また診断精度についても小胃癌発見などについても問題なく,今後ますます増加する内視鏡スクリーニングにおいて主流を占めるものと考えられた.
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