進行肝細胞癌の治療戦略
門脈腫瘍塞栓をもつ肝細胞癌の集学的治療
森本 学
1
1神奈川県立がんセンター 消化器内科
キーワード:
肝細胞癌
,
肝切除
,
門脈
,
流血中腫瘍細胞
,
集学的治療
,
治療成績
,
肝動脈内注入化学療法
,
Sorafenib
,
放射線化学療法
Keyword:
Combined Modality Therapy
,
Hepatectomy
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Neoplastic Cells, Circulating
,
Portal Vein
,
Treatment Outcome
,
Chemoradiotherapy
,
Sorafenib
pp.1091-1094
発行日 2015年6月20日
Published Date 2015/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2015304281
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門脈腫瘍塞栓合併肝細胞癌に対する集学的治療として,外科的肝切除と経動脈治療(TACEや肝動注化学療法)の組み合わせや,経動脈治療と全身化学療法の組み合わせ,あるいは放射線治療と経動脈治療の組み合わせ,放射線治療と全身化学療法の組み合わせなどが試みられてきた.しかし,前向き比較試験はまだまだ少ない領域である.それぞれの組み合わせにおける治療効果予測因子の検討や,標準治療であるソラフェニブの成績との比較は今後の課題である.
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