進行肝細胞癌の治療戦略
進行肝細胞癌に対する分子標的薬治療の適応と成績 分子標的薬の開発状況
奥山 浩之
1
,
池田 公史
,
大野 泉
,
清水 怜
,
光永 修一
,
奥坂 拓志
1国立がん研究センター東病院 肝胆膵内科
キーワード:
肝細胞癌
,
肝切除
,
抗腫瘍剤
,
腫瘍多剤併用療法
,
アジュバント化学療法
,
第II相試験
,
第III相試験
,
治療成績
,
ランダム化比較試験
,
肝動脈塞栓術
,
Sorafenib
,
分子標的治療
,
ラジオ波焼灼術
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Hepatectomy
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Clinical Trials, Phase II as Topic
,
Randomized Controlled Trials as Topic
,
Clinical Trials, Phase III as Topic
,
Chemotherapy, Adjuvant
,
Treatment Outcome
,
Molecular Targeted Therapy
,
Sorafenib
pp.1083-1090
発行日 2015年6月20日
Published Date 2015/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2015304280
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ソラフェニブ(Sorafenib)が進行肝細胞癌の標準治療として位置づけられて以来,さまざまな新規分子標的薬の開発が行われている.未だソラフェニブ以外で延命効果が示された薬剤はないが,一次化学療法としてはレンバチニブ(Lenvatinib),二次化学療法としてはTivantinibやレゴラフェニブ(Regorafenib),Cabozantinibなどの薬剤で第III相試験が行われている.また,肝動脈化学塞栓療法とソラフェニブの併用や,術後/ラジオ波焼灼療法後の補助化学療法として新規薬剤の開発も行われており,これらの試験の結果が注目されている.
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