抗血栓薬と消化器内視鏡の新しいガイドライン-正しい理解・適切な運用のために
新ガイドラインの要点・評価・今後 評価委員長の視点
木下 芳一
1
1島根大学 医学部第2内科
キーワード:
抗血栓剤
,
消化器系内視鏡法
,
EBM
,
診療ガイドライン
,
休薬
Keyword:
Fibrinolytic Agents
,
Endoscopy, Digestive System
,
Practice Guidelines as Topic
,
Evidence-Based Medicine
pp.83-88
発行日 2013年12月20日
Published Date 2013/12/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2014087317
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新しく作成された「抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡診療ガイドライン」は,内視鏡検査に伴うリスクのみではなく多面的なリスク評価に基づく画期的なガイドラインである.しかし,この領域にレベルの高い臨床エビデンスが少ないためガイドラインの各ステートメントのエビデンスレベルはあまり高くなく,これに伴って推奨度も強くない.すなわち,本ガイドラインは今後の臨床エビデンスの創出によって変更が起こりうるガイドラインである.このため,本ガイドラインの定期的な検証と改訂が必須かつ重要である.
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