抗血栓薬と消化器内視鏡の新しいガイドライン-正しい理解・適切な運用のために
新ガイドラインのさらなる向上を目指して
吉田 雅博
1
1国際医療福祉大学化学療法研究所附属病院 人工透析・一般外科
キーワード:
EBM
,
診療ガイドライン
Keyword:
Practice Guidelines as Topic
,
Evidence-Based Medicine
pp.89-96
発行日 2013年12月20日
Published Date 2013/12/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2014087318
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診療ガイドラインとは,臨床で利用可能なあらゆる根拠を系統的に収集解析し,統合した情報として,医療者と患者家族の双方に提供する資料である.近年,ガイドラインの臨床における効果が期待されているが,作成および改訂方法,利用方法,評価方法など今後の課題も少なくない.本来,EBM(根拠に基づく医療)は、evidence(根拠),expertise(医師の技量,専門性),patient's preference(患者の意見・嗜好)を統合して用いることを推奨しており,診療ガイドラインでは,これらをコンセンサスで総合して,わが国の臨床医療に役立つように,エビデンスのレベルや推奨度が提示されている.さらに,定期的な改訂も必要である.
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