TOPICS 文献紹介〈腫瘍関連*〉
Endocytoscopy による大腸低異型度腺腫に対する鑑別診断─ “Resect and Discard” strategy の新たな可能性〔Review from ─ Gastrointest Endosc 2020;91:676-683〕
工藤 豊樹
1
,
工藤 進英
1
,
森 悠一
1
,
三澤 将史
1
,
林 武雅
1
,
若村 邦彦
1
,
宮地 英行
1
,
石田 文生
1
,
井上 晴洋
2
1昭和大学横浜市北部病院消化器センター
2昭和大学江東豊洲病院消化器センター
キーワード:
大腸ポリープ
,
大腸腺腫
,
Resect and Discard
,
endocytoscopy
,
EC 診断
Keyword:
大腸ポリープ
,
大腸腺腫
,
Resect and Discard
,
endocytoscopy
,
EC 診断
pp.259-261
発行日 2020年8月20日
Published Date 2020/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000498
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“Resect and Discard” strategy は「大腸の微小病変に対する正確な内視鏡診断が実現可能ならば切除後の病理診断の省略を許容しうる」とした考え方で,およそ10 年前に欧米諸国から提唱された概念である.本概念は病理診断等に伴う医療費の大幅な削減に寄与する可能性を秘めており,そのインパクトとともに各国でさまざまな検証が行われたわけであるが,しかし未だ導入の実現には至っていない.本研究では近年発売されたendocytoscopy(EC)診断を用いることによって,EC 画像を基にした“Resect and Discard” strategyの実現の可能性についての検証を行った.
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