今、変わるのか?大腸微小病変の取り扱い
処置・治療 Resect and Discard trialの是非 超拡大内視鏡の立場から
工藤 進英
1
,
森 悠一
,
若村 邦彦
,
一政 克朗
,
三澤 将史
,
工藤 豊樹
,
和田 祥城
,
宮地 英行
,
井上 晴洋
1昭和大学横浜市北部病院 消化器センター
キーワード:
感度と特異度
,
大腸内視鏡法
,
大腸ポリープ
,
腫瘍侵入性
,
大腸腫瘍
,
狭帯域光観察
,
色素内視鏡法
Keyword:
Colonic Polyps
,
Colonoscopy
,
Neoplasm Invasiveness
,
Sensitivity and Specificity
,
Colorectal Neoplasms
,
Narrow Band Imaging
pp.273-278
発行日 2014年5月20日
Published Date 2014/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2014229014
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内視鏡診断の発展を背景に,微小大腸ポリープを"Resect and Discard"する考え方が欧米で提案されている."Resect and Discard"が前提とするのは,確実な事前内視鏡的診断であるが,この点では超拡大内視鏡のような高い診断能を誇る内視鏡技術は注目すべきdeviceなのかもしれない.しかし,悪性ポテンシャルをもつ微小大腸ポリープ(自験例では約3%)を誤ってdiscardしてしまう危険性は無視できず,"Resect and Discard"の実現可能性についてはきわめて慎重な議論が必要である.
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