特集 クローン病小腸狭窄病変に対する内視鏡的バルーン拡張術─基本からピットフォールまで
Ⅳ. 海外の文献を読み解く─ クローン病狭窄病変に対する切開法は有効か?
小林 拓
1
1北里大学北里研究所病院炎症性腸疾患先進治療センター
キーワード:
クローン病
,
狭窄
,
吻合部狭窄
,
内視鏡的切開法
,
内視鏡治療
Keyword:
クローン病
,
狭窄
,
吻合部狭窄
,
内視鏡的切開法
,
内視鏡治療
pp.256-258
発行日 2020年8月20日
Published Date 2020/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000497
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クローン病狭窄に対するバルーン拡張術や外科的手術の限界から,難治狭窄の治療にendoscopic electroincision(内視鏡的切開法)が試みられている.バルーン拡張術に比べて再狭窄が少ないことや,肛門部では括約筋を障害することが少ないことなどが利点とされるが,反面術後の出血リスクは増加するといわれる.現在では限られた施設でのみ行われていることから,今後多施設での検証が待たれる.
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