特集 炎症性腸疾患の治療戦略と手術
Ⅲ.クローン病 2)クローン病に対する狭窄形成術
小山 文一
1
,
久下 博之
1
,
尾原 伸作
1
,
岩佐 陽介
1
,
竹井 健
1
,
庄 雅之
1
1奈良県立医科大学消化器・総合外科学教室
キーワード:
クローン病
,
腸管狭窄
,
狭窄形成術
Keyword:
クローン病
,
腸管狭窄
,
狭窄形成術
pp.1061-1067
発行日 2022年6月15日
Published Date 2022/6/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002840
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わが国においてクローン病は増加傾向にある。クローン病の内科的治療は急速に進歩しているが,依然として完治させる治療法はない。再燃と寛解を繰り返し,狭窄や瘻孔,膿瘍といった腸管合併症により,長い経過のなかで高率に手術治療が必要となる。なかでも狭窄は最も頻度の高い合併症である。本稿ではその腸管狭窄に対する手術術式である狭窄形成術について解説する。
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