特集 無痛大腸内視鏡挿入法─ technique & device
Ⅲ.各論(8)挿入困難例に対するトラブルシューティング c.Redundant colon における短縮操作のコツ
田村 智
1
,
田村 恵理
2
1田村クリニック胃腸科・内科
2近森病院消化器内科
キーワード:
大腸内視鏡挿入法
,
過長結腸
,
軸保持短縮法
,
S 状結腸
,
やせ型体型
Keyword:
大腸内視鏡挿入法
,
過長結腸
,
軸保持短縮法
,
S 状結腸
,
やせ型体型
pp.154-156
発行日 2020年6月20日
Published Date 2020/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000464
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大腸内視鏡挿入法のうち,“軸保持短縮法”の基本は,屈曲部を越える際に腸管を過伸展させずに,短縮操作を駆使して,内視鏡の軸を保つことである.S 状結腸を短縮して,肛門縁より25 cmくらいでSD-junction に到達させる操作がもっとも重要である.この短縮操作をマスターすれば,下行結腸から盲腸への挿入は,短時間で行うことが可能となる.本稿では,S 状結腸で遭遇することが多いredundant colonの短縮操作について解説する.
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