特集 無痛大腸内視鏡挿入法─ technique & device
Ⅲ.各論(8)挿入困難例に対するトラブルシューティング b.S 状結腸多発憩室症例への対処法
小林 望
1
,
小西 潤
1
,
今野 真己
1
1栃木県立がんセンター消化器内科
キーワード:
大腸内視鏡検査
,
大腸内視鏡挿入法
,
大腸憩室症
,
先端フード
,
細径大腸内視鏡
Keyword:
大腸内視鏡検査
,
大腸内視鏡挿入法
,
大腸憩室症
,
先端フード
,
細径大腸内視鏡
pp.151-153
発行日 2020年6月20日
Published Date 2020/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000463
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内視鏡機器の進歩は目覚しく,その恩恵によって,大腸内視鏡検査はより短時間で安定して行うことができるようになった.とくに細径化と追従性の向上によりスコープの挿入性は年々改善されているが,その一方で“挿入困難例”は依然として少なからず存在する.術後癒着例,過長腸管などと並んで,S 状結腸に憩室が多発する症例ではしばしば挿入が困難となり,患者が強い苦痛を訴えることがある.本稿では,そのような症例に対して当施設で行っている対処法について解説する.
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