特集 IBD 関連大腸腫瘍の診断・治療update
Ⅸ.[話題提供]潰瘍性大腸炎に対するサーベイランス:SCENIC international consensus statement
川崎 啓祐
1
,
松本 主之
1
1岩手医科大学消化器内科消化管分野
キーワード:
潰瘍性大腸炎
,
サーベイランス
,
NBI
,
潰瘍性大腸炎関連腫瘍
,
SCENIC
Keyword:
潰瘍性大腸炎
,
サーベイランス
,
NBI
,
潰瘍性大腸炎関連腫瘍
,
SCENIC
pp.65-70
発行日 2018年1月20日
Published Date 2018/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000150
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2015 年に欧米の研究者を中心として,潰瘍性大腸炎の大腸癌サーベイランスに関するステートメントSurveillance for Colorectal Endoscopic NeoplasiaDetection and Management in Inflammatory Bowel DiseasePatients:International Consensus Statement(SCENIC ステートメント)が欧米誌に発表された.このコンセンサス・ステートメントでは潰瘍性大腸炎のサーベイランス内視鏡における画像強調内視鏡の位置づけと治療法についてメタ解析のデータに基づいた推奨が記載されている.なかでも,画像強調内視鏡ではNBI 内視鏡よりも色素内視鏡が推奨され,さらに治療法として境界明瞭な隆起型あるいは表面型病変に対する内視鏡的切除が推奨されていることが特徴である.
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