特集 胆管癌診療の現況
8.外科治療
佐野 圭二
1
1帝京大学医学部外科学講座
キーワード:
肝門部領域胆管癌
,
遠位胆管癌
,
広範囲胆管癌
,
門脈塞栓術
Keyword:
肝門部領域胆管癌
,
遠位胆管癌
,
広範囲胆管癌
,
門脈塞栓術
pp.1421-1426
発行日 2021年9月20日
Published Date 2021/9/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001970
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胆管癌に対する唯一の根治治療である外科治療は,肝門部領域胆管癌であれば肝切除,遠位胆管癌であれば膵切除,広範囲胆管癌であれば肝膵同時切除を伴うためリスクが高い.そのため術前から残存予定肝の減黄や切除予定肝の門脈塞栓術を行い,術後膵液瘻による合併症予防のために二期再建法を用いるなど工夫することにより高い安全性が確保されてきた.切除後5年生存率をさらに向上させるためには,有効な周術期補助化学療法の開発が必要と考えられる.
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