Japanese
English
特集 胆道癌治療の最前線
II. 各論
4.肝外胆管癌に対する手術術式と適応
Surgical procedure and indication for extrahepatic cholangiocarcinoma
尾上 俊介
1
,
水野 隆史
1
,
渡辺 伸元
1
,
横山 幸浩
1
,
國料 俊男
1
,
伊神 剛
1
,
上原 圭
1
,
山口 淳平
1
,
宮田 一志
1
,
砂川 真輝
1
,
小倉 淳司
1
,
江畑 智希
1
S. Onoe
1
,
T. Mizuno
1
,
N. Watanabe
1
,
Y. Yokoyama
1
,
T. Kokuryo
1
,
T. Igami
1
,
K. Uehara
1
,
J. Yamaguchi
1
,
K. Miyata
1
,
M. Sunagawa
1
,
A. Ogura
1
,
T. Ebata
1
1名古屋大学腫瘍外科
キーワード:
肝外胆管癌
,
肝門部領域胆管癌
,
遠位胆管癌
Keyword:
肝外胆管癌
,
肝門部領域胆管癌
,
遠位胆管癌
pp.136-141
発行日 2022年2月1日
Published Date 2022/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_136
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肝外胆管癌は,非治癒因子が存在しない限り根治切除をめざす.肝外胆管癌は肝門部領域胆管癌と遠位胆管癌に分類され,それぞれ尾状葉を伴う肝葉切除・肝外胆管切除術,膵頭十二指腸切除術(pancreaticoduodenectomy:PD)が標準術式となる.肝門部領域胆管癌に対する肝切除術式を決定する際はBismuth分類が有用である.遠位胆管癌のPDの術式は,胃切除範囲や再建法にバリエーションがあり,上腸間膜動脈周囲リンパ節郭清はリンパ節の適正評価に有用である.これら肝外胆管癌の手術適応は癌遺残度の可能性,血管浸潤,リンパ節転移などの腫瘍因子を考慮したうえで決定する.
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