特集 胆管癌診療の現況
6.CT,MRI
松原 崇史
1
,
小坂 一斗
1
,
蒲田 敏文
1
1金沢大学附属病院放射線科
キーワード:
肝外胆管癌
,
肝門部領域胆管癌
,
遠位胆管癌
Keyword:
肝外胆管癌
,
肝門部領域胆管癌
,
遠位胆管癌
pp.1403-1412
発行日 2021年9月20日
Published Date 2021/9/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001968
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肝外胆管癌は造影CT・MRIでは不規則な壁肥厚として確認され,線維組織を反映した漸増性・遷延性の造影効果を認める.そして,内腔の狭小化・閉塞の進行により上流側の胆管拡張を引き起こす.肝外胆管癌の画像診断の基本は多相造影CTおよびMRI・MRCPになる.CTおよびMRIの役割としては解剖学的な評価,原発巣およびリンパ節転移,遠隔転移の評価,予後予測,鑑別診断が挙げられる.本稿では,これらを中心に概説する.
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