特集 膵・胆管合流異常と先天性胆道拡張症
7 .US とEUS
植村 修一郎
1
,
樋口 亮太
1
,
赤尾 潤一
2
,
長尾 健太
2
,
高山 敬子
2
,
山本 雅一
1
1東京女子医科大学消化器・一般外科
2東京女子医科大学消化器内科
キーワード:
膵・胆管合流異常
,
先天性胆道拡張症
,
US
,
EUS
Keyword:
膵・胆管合流異常
,
先天性胆道拡張症
,
US
,
EUS
pp.391-395
発行日 2020年3月20日
Published Date 2020/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001109
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膵・胆管合流異常,先天性胆道拡張症診療においてUS,EUS は低侵襲かつ簡便に施行できるだけでなく,スクリーニングや治療方針決定に必要な情報まで得られる有用な検査である.US では胆囊壁肥厚,胆管拡張などの所見から膵・胆管合流異常,先天性胆道拡張症の拾い上げを行うことができる.EUS では十二指腸壁外での膵・胆管合流を確認することにより,膵・胆管合流異常の診断が可能であり,さらに膵・胆管合流異常に高率に合併する胆道癌の存在診断,深達度診断まで行うことができる.
今回は膵・胆管合流異常,先天性胆道拡張症に対するUS,EUS の役割,診断の実際について文献的知見を交え解説することとする.
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