特集 遭遇の機会が増えたIPMN/膵囊胞―現状と課題
2 .IPMN/膵囊胞の診療(3)IPMN/膵囊胞のCT,MRI 診断
石神 康生
1
,
中俣 彰裕
2
,
宜保 慎司
2
,
宮良 哲博
2
,
村山 貞之
1
1琉球大学放射線診断治療学講座
2浦添総合病院放射線科
キーワード:
膵管内乳頭粘液性腫瘍
,
CT
,
MRI/MRCP
,
鑑別診断
Keyword:
膵管内乳頭粘液性腫瘍
,
CT
,
MRI/MRCP
,
鑑別診断
pp.1466-1475
発行日 2019年10月20日
Published Date 2019/10/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000967
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膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)のCT,MRI/MRCP 所見を提示し,IPMN の良悪性診断,経過観察における注意点について解説した.CT,MRI で分枝型IPMN との鑑別がもっとも問題となるのは漿液性囊胞腫瘍(serouscystic neoplasm;SCN)である.分枝型IPMN とSCN とが鑑別困難となる原因はある程度決まっているので,CT やMRI 診断でのピットフォールを理解することは重要である.その他の腫瘍性膵囊胞,非腫瘍性膵囊胞の画像所見についても解説した.
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