特集 胆囊癌診療の現況
3 .胆囊癌の診断(4)CT
伊原 諒
1
,
植木 敏晴
1
,
平塚 裕晃
1
,
畑山 勝子
1
,
永山 林太郎
1
,
丸尾 達
1
,
野間 栄次郎
1
1福岡大学筑紫病院消化器内科
キーワード:
胆囊癌
,
CT
,
dynamic study
Keyword:
胆囊癌
,
CT
,
dynamic study
pp.171-178
発行日 2019年1月20日
Published Date 2019/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000649
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胆囊疾患の診断におけるCT の役割は,腫瘍の発見から良悪性の鑑別,胆囊癌であれば進展度診断や遠隔転移診断など多岐にわたり,治療方針決定にも寄与する重要なモダリティである.胆囊疾患においては,良性疾患においても胆囊癌の合併が報告されており,造影剤禁忌の患者を除き,dynamicstudy が必要である.胆囊癌のみならず,胆囊癌と鑑別を要する疾患(胆囊ポリープ,胆囊腺筋症,慢性胆囊炎,黄色肉芽腫性胆囊炎など)についてのCT 所見をよく理解することで,過大な,あるいは不十分な治療を行わず,適正な治療方針を決定していくことが重要である.
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