特集 消化器ステント留置
2 .胆膵ステント留置(3)悪性胆管狭窄と十二指腸狭窄の併存
畑山 勝子
1
,
平塚 裕晃
1
,
伊原 諒
1
,
永山 林太郎
1
,
丸尾 達
1
,
植木 敏晴
1
1福岡大学筑紫病院消化器内科
キーワード:
胆管癌
,
膵臓癌
,
胆管狭窄
,
十二指腸狭窄
,
ダブルステンティング
Keyword:
胆管癌
,
膵臓癌
,
胆管狭窄
,
十二指腸狭窄
,
ダブルステンティング
pp.1247-1253
発行日 2019年8月20日
Published Date 2019/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000909
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胆膵系の非切除悪性腫瘍において,腫瘍の進行に伴い,胆管狭窄や十二指腸狭窄を生じることが多い.内科的胆管ドレナージとして内視鏡的胆管ドレナージ,経皮的胆管ドレナージ,超音波内視鏡下胆管ドレナージがあり,それらに引き続き,プラスチックあるいは金属ステント留置術が行われている.十二指腸狭窄に対しては内視鏡的金属ステント留置術があり,胆管狭窄と十二指腸狭窄の両者を併発した症例に対して,胆管ステントと十二指腸ステントの両方を留置するダブルステンティングも普及している.ダブルステンティングは低侵襲で有用な治療であるが,その適応や方法を十分に検討して行う必要がある.
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