特集 胆囊癌診療の現況
3 .胆囊癌の診断(5)MRI
松浦 紘一郎
1
,
森阪 裕之
1
,
市川 智章
1
1埼玉医科大学国際医療センター画像診断科
キーワード:
MRI
,
胆囊癌
,
胆囊腺筋腫症
,
黄色肉芽腫性胆囊炎
,
コレステロールポリープ
Keyword:
MRI
,
胆囊癌
,
胆囊腺筋腫症
,
黄色肉芽腫性胆囊炎
,
コレステロールポリープ
pp.179-185
発行日 2019年1月20日
Published Date 2019/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000650
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胆囊は壁構造の解剖学的特徴から悪性腫瘍が容易に進行するため早期の診断が重要となる.しかしながら特異的な臨床症状に乏しく,類似した画像所見を示す疾患も多いことから早期胆囊癌の画像診断は難しい.胆囊癌およびその鑑別疾患となりうる胆囊の隆起性病変および腫瘤性病変(胆囊腺筋腫症,黄色肉芽腫性胆囊炎,コレステロールポリープ)の概念,病態およびMRI 所見について概説した.MRI において典型的な画像所見を同定することができれば鑑別診断の一助となる.今後,さらなる診断の向上が期待される.
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