特集 消化器癌の拡大内視鏡診断
9 .大腸の腫瘍・非腫瘍の拡大内視鏡診断
新村 健介
1
,
伊藤 錬磨
1
,
池松 弘朗
1
1国立がん研究センター東病院消化管内視鏡科
キーワード:
大腸腫瘍性病変
,
NBI
,
JNET 分類
,
pit pattern 診断
Keyword:
大腸腫瘍性病変
,
NBI
,
JNET 分類
,
pit pattern 診断
pp.1727-1732
発行日 2017年11月20日
Published Date 2017/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000169
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大腸病変を治療するうえで,まず腫瘍性病変か非腫瘍性病変なのかを鑑別しなければならない.鑑別するうえで有用とされているのがNBIやBLI に代表される画像強調内視鏡である.多種類存在するNBI 分類の有用性については数多く報告されていたが,2014 年に大腸拡大NBI 統一分類であるJNET 分類が提唱された.JNET分類は病変の血管構造や表面構造から非腫瘍・腫瘍・癌を診断していくがやはり診断には限界があるため,pit pattern 診断を組み合わせて診断を向上していく必要がある.
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