特集 大腸腫瘍診断のモダリティと新たな展開─ 存在診断能・質的診断能の向上を目指して
Ⅱ.拡大・超拡大内視鏡における質的診断能向上の検討(1)拡大内視鏡診断 c.BLI・LCI による拡大内視鏡観察の可能性
伊藤 錬磨
1
,
新村 健介
1
,
池松 弘朗
1
1国立がん研究センター東病院消化管内視鏡科
キーワード:
BLI
,
LCI
,
拡大内視鏡
,
JNET 分類
Keyword:
BLI
,
LCI
,
拡大内視鏡
,
JNET 分類
pp.449-454
発行日 2017年9月20日
Published Date 2017/9/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000100
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新しい画像強調観察として BL(I Blue Laser Imaging)や LC(I Linked ColarImaging)がある.BLI は表面微細構造および微小血管構築像が高いコントラストで描出され,LCI は粘膜のわずかな色の違いを強調した画像が描出される.大腸腫瘍に対するBLI 拡大内視鏡観察の診断能についてはNBI 拡大観察分類を用いることによる有用性がいくつか報告されている.過去にNBI 併用拡大観察の統一分類であるJNET 分類を用いた報告はなかったが,今回,当院で行った大腸病変に対するBLI とNBI の正診率の比較検討において差は認めなかった.
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