特集 いざ実践!透析患者の栄養管理
6.たんぱく質摂取の量と質はどうする?
佐藤 弘恵
1,2
,
鈴木 芳樹
3
1新潟大学医歯学総合病院腎・膠原病内科
2新潟大学保健管理センター
3新潟大学名誉教授
キーワード:
慢性透析患者
,
植物性たんぱく質
,
protein-energy wasting
,
低栄養
,
経口栄養補助
Keyword:
慢性透析患者
,
植物性たんぱく質
,
protein-energy wasting
,
低栄養
,
経口栄養補助
pp.1503-1509
発行日 2024年11月10日
Published Date 2024/11/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003208
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高齢の慢性透析患者は増加しておりprotein-energy wasting(PEW)に代表される低栄養の対策が必要である.PEWには尿毒症状態に伴う食欲低下や蛋白異化亢進が関わり,腸管由来の尿毒素や炎症,酸化ストレスなどにおける植物性たんぱく質や植物ベース食の利点が注目されている.また血液透析患者の透析日の食事量低下も課題である.食事量の確保が難しい場合は経口栄養補助療法も考慮される.
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