特集 いざ実践!透析患者の栄養管理
5.エネルギー摂取量を増やすにはどうするのが良い?
酒井 友哉
1
1清永会矢吹病院健康栄養科・管理栄養士
キーワード:
エネルギー
,
栄養障害
,
食事療法
Keyword:
エネルギー
,
栄養障害
,
食事療法
pp.1497-1501
発行日 2024年11月10日
Published Date 2024/11/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003207
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エネルギー摂取量の充足はフレイル,サルコペニア対策の根幹であるが,エネルギー摂取量不足の患者は多く,患者の高齢化や透析の長期化,生活環境の多様化などにより画一的な指導では不十分である.体重が減少しエネルギー摂取量の不足が疑われる場合は,食事摂取状況や生活状況の十分な把握を実施し,問題点を明確にし,介入計画を立案する.現在の食事量と本来摂取すべき食事量と比較し,いつ,何を,どの程度摂取すればよいのか,具体的な指導を行う.食事量を増やすことが困難な場合は,料理に油を加える,主食を混ぜご飯やおにぎりにする,補食を取り入れる,栄養補助食品を活用するなど個々に応じた対策を検討する.
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