特集 CQ&図解で学ぶ 生殖医療の基礎講座
Ⅲ 外科的治療介入のポイント
CQ 15 子宮形態異常の種類と手術適応は?
松田 繁
1
1日本医科大学産婦人科
pp.1252-1261
発行日 2025年11月30日
Published Date 2025/11/30
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003613
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A
▶代表的な先天性子宮形態異常には,頻度が高い順に,中隔子宮,双角子宮,弓状子宮,単角子宮,重複子宮がある。
▶先天性子宮形態異常において手術適応となるのは,中隔子宮(反復流産を認める場合と一部の不妊症例),双角子宮(反復流産を認める場合),単角子宮(機能性内膜を有する非交通性子宮角を認める場合)の3つである。
▶すべての先天性子宮形態異常が治療対象となるわけではなく,無症状例や妊娠転帰に影響しない症例に対しては経過観察が適切である。

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