特集 エストロゲン依存性疾患の診療ストラテジー
7.子宮体癌に対する妊孕性温存ホルモン療法
坂井 健良
1
,
和田 美智子
1
,
山上 亘
1
K. Sakai
1
,
M. Wada
1
,
W. Yamagami
1
1慶應義塾大学医学部産婦人科学教室
pp.1007-1013
発行日 2023年10月1日
Published Date 2023/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002700
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わが国において若年子宮体癌は増加傾向にあり,妊孕性温存療法の需要は増加傾向である。妊孕性温存療法においては,子宮内膜に限局した子宮体癌(類内膜癌G1)または子宮内膜異型増殖症が適応となるが,病変消失率は良好でありながら,再発率が高率である点が課題である。2023年7月に発刊された最新の子宮体がん治療ガイドラインの内容も含め,治療の基本から最新の動向までを交えて紹介する。
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