特集 難治性婦人科悪性腫瘍の臨床最前線
2.子宮内膜間質肉腫
山上 亘
1
,
坂井 健良
1
,
真壁 健
1
,
青木 大輔
1
W. Yamagami
1
,
K. Sakai
1
,
T. Makabe
1
,
D. Aoki
1
1慶應義塾大学医学部産婦人科学教室
pp.715-720
発行日 2018年7月1日
Published Date 2018/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000484
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子宮内膜間質肉腫は稀な非上皮性悪性腫瘍であり,低異型度子宮内膜間質肉腫(LGESS),高異型度子宮内膜間質肉腫(HGESS),未分化子宮肉腫(UUS)に分類される。いずれの疾患も初回治療は切除可能であれば腹式単純子宮全摘出術と両側付属器摘出術を含む手術療法を行う。LGESSは比較的予後良好な腫瘍であり,手術に加えてホルモン療法の施行が検討される。HGESSやUUSはホルモン療法抵抗性であることが多く予後不良であり,化学療法を中心とした集学的治療を要することが多い。
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