特集 図解 分子メカニズムから理解する婦人科がんの薬物療法
【総論】
Ⅰ 婦人科における抗悪性腫瘍薬の種類と特徴
8.ホルモン製剤:メドロキシプロゲステロン酢酸エステル
坂井 健良
1
,
山上 亘
1
,
青木 大輔
1
K. Sakai
1
,
W. Yamagami
1
,
D. Aoki
1
1慶應義塾大学医学部産婦人科学教室
pp.1281-1285
発行日 2021年11月30日
Published Date 2021/11/30
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001934
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子宮体癌や乳癌の一部では,エストロゲンによる長期の過剰刺激が発症に関連していると考えられている。黄体ホルモンとして知られるプロゲステロンは,主な機能としてはエストロゲン作用の抑制が知られ,子宮内膜においては増殖・分化,子宮内膜間質細胞の脱落膜化などの過程において,様々な遺伝子発現を調節している。
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