臨床経験
腹腔鏡下手術における温存卵巣に対してのセプラフィルム®貼付法の工夫『サンドイッチ法』
佐藤 新平
1
,
徳光 隆一
1
,
井上 浩太朗
1
,
小畑 絵梨
1
,
森田 泰介
1
,
松本 治伸
1
S. Sato
1
,
R. Tokumitsu
1
,
K. Inoue
1
,
E. Obata
1
,
T. Morita
1
,
H. Mastumoto
1
1中津市立中津市民病院産婦人科
pp.327-331
発行日 2022年3月1日
Published Date 2022/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002091
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腹腔鏡下手術で温存卵巣に対して,2枚のセプラフィルム®で温存卵巣をサンドイッチのように貼付する方法『サンドイッチ法』を考案した。当院で施行した腹腔鏡下の卵巣温存手術5例について,セプラフィルム®搬入開始から温存卵巣に対する貼付終了までの時間を後方視的に検討した。すべての症例で温存卵巣に対して貼付が可能で,貼付時間の平均値3分52秒(1分52秒~7分41秒),中央値は2分27秒であった。Endoロールを使用しサンドイッチ法を行うことで腹腔鏡下手術においても温存卵巣にセプラフィルム®貼付が比較的容易に行えた。
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