診療
出生前診断の一次対応に向けたロールプレイ実習プログラムの開発
三宅 秀彦
1
,
久具 宏司
2
,
池田 真理子
3
,
左合 治彦
4
,
佐々木 愛子
4
,
佐々木 規子
5
,
鈴森 伸宏
6
,
福島 明宗
7
,
福嶋 義光
8
,
蒔田 芳男
9
,
山田 重人
10
,
山田 崇弘
10
,
西垣 昌和
11
,
伊尾 紳吾
10
,
小西 郁生
10
H. Miyake
1
,
K. Kugu
2
,
M. Ikeda
3
,
H. Sago
4
,
A. Sasaki
4
,
N. Sasaki
5
,
N. Suzumori
6
,
A. Fukushima
7
,
Y. Fukushima
8
,
Y. Makita
9
,
S. Yamada
10
,
T. Yamada
10
,
M. Nishigaki
11
,
S. Io
10
,
I. Konishi
10
1お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科ライフサイエンス専攻遺伝カウンセリングコース
2東京都立墨東病院
3藤田医科大学病院
4国立成育医療研究センター
5長崎大学
6名古屋市立大学
7岩手医科大学
8信州大学
9旭川医科大学
10京都大学
11国際医療福祉大学
pp.345-352
発行日 2021年3月1日
Published Date 2021/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001666
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出生前遺伝学的検査(出生前診断)の実施においては,状況に応じて様々な段階の遺伝カウンセリングが必要となる。いわゆる一次対応については,通常の産科診療での対応が現実的である。しかしながら,従来の医学教育の枠組みではカリキュラム化されておらず,相談に十分な対応が行われているとはいいがたい。遺伝カウンセリングにおける態度面や行動面の修得にはロールプレイ実習が広く利用されており,本研究では,出生前診断に関する一次対応に当たる産科医療従事者を対象としたロールプレイ実習プログラムの開発を行った。アンケート調査による評価からは,本研修プログラムは有効である可能性が示された。今後,研修指導方法の開発を含めて改善を進めていきたい。
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