連載 斎藤環氏による読書会『開かれた対話と未来』 専門職はオープンダイアローグにどうかかわったらよいか・3【最終回】
《実践編》読書会だけどロールプレイ!?
斎藤 環
1
1筑波大学医学医療系社会精神保健学
pp.447-460
発行日 2020年9月15日
Published Date 2020/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200797
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斎藤:ここで、オープンダイアローグのロールプレイをやってみたい方を募集したいと思います。挙手いただけますか。……6人いらっしゃる。では1人がクライアント役になり、どういう問題に悩んでいるかを決めてください。残り5人はスタッフ、家族、関係者です。じゃあ今から5分間で、誰がどの役をやり、どんな設定なのかを簡単にすり合わせてください。
(5分待つ)
オープンダイアローグはご本人たちの自宅で行うのが理想ですので、この場面は自宅とします。家族と関係者は先に座っていて、そこへ我々スタッフが訪問した、ということにしましょう。ではロールプレイを始めたいと思います。
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