臨床経験
当院における早期子宮体癌に対する腹腔鏡手術および開腹手術の比較検討
林 信孝
1
,
崎山 明香
1
,
松林 彩
1
,
小山 瑠梨子
1
,
大竹 紀子
1
,
冨田 裕之
1
,
上松 和彦
1
,
青木 卓哉
1
,
吉岡 信也
1
N. Hayashi
1
,
A. Sakiyama
1
,
A. Matsubayashi
1
,
R. Oyama
1
,
N. Otake
1
,
H. Tomita
1
,
K. Uematsu
1
,
T. Aoki
1
,
S. Yoshioka
1
1神戸市立医療センター中央市民病院産婦人科
pp.909-914
発行日 2018年8月1日
Published Date 2018/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000531
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子宮体癌に対する腹腔鏡下手術は急速に増加しており,有用性および安全性の報告は多数存在する。当院でも急速に症例数が増加している腹腔鏡下子宮体癌手術において,治療成績や周術期合併症,再発症例などについて後方視的に検討を行った。腹腔鏡手術と開腹手術との比較において,出血量の減少,術後在院日数の短縮が認められ,合併症の発生に差は認められず,安全に手術を行うことができていた。腹腔鏡手術では観察期間が短いため,再発症例や長期予後に関しては今後も症例を積み重ねて検討していく必要がある。
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