診療
早期子宮体癌におけるロボット支援下手術の治療成績
-—腹腔鏡下手術との比較—
青木 卓哉
1
,
中村 充宏
1
,
小池 彩美
1
,
川田 悦子
1
,
林 信孝
1
,
田邉 更衣子
1
,
小山 瑠梨子
1
,
大竹 紀子
1
,
吉岡 信也
1
T. Aoki
1
,
M. Nakamura
1
,
A. Koike
1
,
E. Kawata
1
,
N. Hayashi
1
,
S. Tanabe
1
,
R. Oyama
1
,
N. Ootake
1
,
S. Yoshioka
1
1神戸市立医療センター中央市民病院産婦人科
pp.1203-1212
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001456
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da Vinci® Surgical Systemによるロボット支援下手術は欧米を中心に急速に普及が進んでおり,当科では保険収載後の2018年4月より子宮体癌に対するロボット支援下手術を導入した。これまで31例にロボット支援下手術を施行したが,その治療成績を腹腔鏡下手術と比較し検討した。出血量,術後入院期間はほぼ同等であり,手術時間はロボット支援下手術群で延長する傾向にはあったが,有意差は認めなかった。また,両群ともに入院期間の延長を要する重篤な合併症は認めておらず,再発症例もなく,良好な治療成績を示していた。
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