臨床経験
ART治療後に早期流産した症例の背景因子の検討
-―妊娠継続例との比較―
佐藤 真知子
1
,
松川 泰
1
,
梶田 佳子
1
,
北山 久恵
1
,
辰己 佳史
1
,
伊藤 知華子
2
,
大沢 政巳
1
,
成田 収
1
M. Sato
1
,
Y. Matukawa
1
,
Y. Kajita
1
,
H. Kitayama
1
,
Y. Tatumi
1
,
C. Ito
2
,
M. Osawa
1
,
O. Narita
1
1医療法人成田育成会成田病院
2医療法人成田育成会セントソフィアクリニック
pp.915-921
発行日 2018年8月1日
Published Date 2018/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000532
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近年晩婚化が進み,不妊治療を受ける夫婦の年齢はますます高齢化し,治療成績の低下が問題になっている。最近3年間に当院で生殖補助医療により臨床妊娠した2,335例のうち,妊娠が継続した1,804例と12週未満で早期流産に至った531例との間の背景因子の相違について比較検討した。その結果,年齢,肥満などの身体的要因と子宮形態異常,子宮筋腫の医学的要因の合併が流産発生の重要な原因であった。
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