特集 正しく指示する 子どもの栄養・病気のときの食事指導Ⅰ
11.慢性肝不全
乾 あやの
1
,
竹川 佳代
2
1済生会横浜市東部病院小児肝臓消化器科
2同 栄養部管理栄養士
pp.1150-1154
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003216
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肝臓は巨大な生化学工場であり,生命維持,成長に不可欠な重要臓器である.慢性肝不全は6か月以上持続する重症な肝機能異常を伴う症候群である.小児では常に成長発達をしているので,成人とは異なる理念で食事指導をしなければならない.食事をとることは小児にとって重要なQOLである.まず正確な栄養評価をして,蛋白質,糖,脂肪,ビタミン,ミネラルなどの栄養素をどのようにとるのか,小児期の肝臓病態を知ったうえで決める.
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