今月の主題 経静脈・経腸栄養―プランニングとその実践
疾患治療としての栄養療法
肝不全
小川 哲史
1
1前橋赤十字病院消化器病センター
pp.802-804
発行日 2006年5月10日
Published Date 2006/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100633
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
肝不全患者では,蛋白・エネルギー低栄養(PEM)が高頻度に出現し,患者のQOLや予後を左右する.
種々の代謝異常が出現するが,Fischer比(分岐鎖アミノ酸/芳香族アミノ酸)が低下する蛋白・アミノ酸代謝異常が特徴的である.
栄養療法として,分岐鎖アミノ酸製剤の投与や就寝前の軽食(LES)を含む分割食,亜鉛の補充などが重要である.
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.