特集 小児リハビリテーション――小児科医が知っておきたいこと
3.小児筋電義手訓練
-――一般小児科医が知っておくべきこと
佐藤 佑紀
1
,
浅見 豊子
1
,
村田 和樹
1
1佐賀大学医学部附属病院 リハビリテーション科
pp.321-327
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002987
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
筋電義手の歴史は古く15世紀にさかのぼる.一方で,小児用筋電義手の歴史は比較的浅く,日本では2000年代になってようやく本格的な小児筋電義手訓練が開始された.先天性上肢欠損児が筋電義手操作を習得することにおいては,本人が幼いため意欲が不足している,訓練可能な施設が少ない,周囲の理解が不足している,など課題は多い.しかしながら,筋電義手はさまざまな両手動作の獲得を可能とし,活動や参加を拡大する有効な手段として期待されている.
Copyright © 2024, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.