特集 小児のための医薬品開発の現状と課題
5.小児治験ネットワークと小児臨床研究コーディネーター部会(小児CRC部会)の活動について
友常 雅子
1
1東京都立小児総合医療センター臨床研究支援センター
キーワード:
小児治験ネットワーク
,
小児治験ネットワーク中央治験審査委員会
,
小児CRC部会
,
小児医薬品開発支援事業
,
アセント文書例
Keyword:
小児治験ネットワーク
,
小児治験ネットワーク中央治験審査委員会
,
小児CRC部会
,
小児医薬品開発支援事業
,
アセント文書例
pp.395-402
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002128
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小児用医薬品は約7割が適応外使用といわれ開発推進が急務である.治験業務の効率化に向け,小児治験ネットワークが設置され,小児臨床研究コーディネーター(CRC)部会はその下部組織として小児専門CRCの育成,被験者保護,症例集積向上を支援するために活動している.小児治験は採算性が合わないことから治験数が少なく,症例数も少ない.また,子ども用のアセント文書は年齢に応じて数種類を作成する必要があるなど,個々の対応では負荷が大きいが,集合体として活動することで推進していくことが可能となる.小児治験ネットワークと小児CRCの連携により多様な取り組みを今後も続け,小児適応薬の開発を支援していきたい.
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