病院管理フォーラム 経営管理—職員活性化の歩み・6
全員参加の部会活動が生み出したもの
穐山 芳弘
1
1坂出市立病院薬局
pp.238-239
発行日 2000年3月1日
Published Date 2000/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902947
- 有料閲覧
- 文献概要
1992年12月,院長より全員参加による病院健全経営推進8部会の設置が発表され,「日常性に埋没していた意識を覚醒させ,病院理念の実現に向けて全職員が一丸となって部会活動に取り組んで欲しい」との指示があった.
それまで,病院運営システムを再構築するための会議は幾度となく開かれていたが,すべての職員が共通の問題意識を持つまでには至らなかった.しかし,この部会の発足によって,嘱託・臨時・パート職員も含めた全職員が,上下関係や部署の棚にとらわれず意見を交換し,行動する場が初めて提供されたわけである.そして,与えられた命題に向かい積極的に活動を開始することになった.その原則は「市民が安心して暮らせ,心の支えとなる病院に」という病院基本理念のもと,「変わらなきゃ!!」を実践することであった.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.