特集 小児のための医薬品開発の現状と課題
6.新生児用医薬品開発のための日本での活動と国際協力
楠田 聡
1
1新生児臨床研究ネットワーク
キーワード:
Neonatal Intensive Care Unit
,
Neonatal Research Network of Japan
,
International Neonatal Consortium
,
レギュラトリーサイエンス
,
AMED研究
Keyword:
Neonatal Intensive Care Unit
,
Neonatal Research Network of Japan
,
International Neonatal Consortium
,
レギュラトリーサイエンス
,
AMED研究
pp.403-411
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002129
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わが国の新生児医療水準は高いが,新生児用医薬品の開発は十分ではなかった.その大きな理由の1つが,新生児を対象とする臨床試験の方法が標準化されていなかったことである.そこで,新生児用医薬品開発を促進するための国際的な組織で,多くの製薬企業,規制当局,研究者,患者家族などが参加するInternational Neonatal Consortium(INC)の活動に日本から積極的に関与し,新生児用医薬品開発のための手法の国際標準化作業に協力した.今後さらに新生児用医薬品開発を発展させるためには,わが国の高い新生児医療水準を活かして,医薬品開発の環境整備を国際協力して実施していくことが重要である.
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