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特集 アスリートの腰部pain generator―謎の腰痛を攻略する最新の知見
低侵襲治療の最前線
-―Modic性腰痛に対する薬物治療と椎間板内治療―
Drug therapy and intervertebral treatment for Modic change
眞鍋 裕昭
1
Hiroaki MANABE
1
1徳島大学,整形外科
キーワード:
Low back pain
,
Modic change
,
Intervertebral disc treatment
Keyword:
Low back pain
,
Modic change
,
Intervertebral disc treatment
pp.1489-1494
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001488
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要旨:Modic変化は3つのタイプに分類されるが,腰痛の原因となるのは主にType 1である。Type 1の変化は主に密接する変性椎間板と密接な関係があるとされており,最近ではアクネ菌による感染説も提唱されている。治療には椎間板変性と感染の両方に対処することが望ましい。薬物療法においては主に疼痛コントロールを行うが,抗炎症作用を期待してNSAIDsやステロイド投与を,感染に対しては抗生剤投与を検討する。運動療法では腰部負荷を軽減させるべく,joint by joint theoryに基づいた指導を行う。保存療法に抵抗する場合には手術療法を考慮するが,アスリートのための低侵襲治療として全内視鏡手術が選択肢となりうる。
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