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特集 医師の働き方改革への対応
産業保健からみる整形外科医としての働き方の未来
Future of working as an orthopaedic surgeon from the viewpoint of occupational health
土屋 明大
1
,
和田 耕治
1
Akihiro TSUCHIYA
1
1国際医療福祉大学大学院,医学研究科
キーワード:
Work style reform
,
Long working hours
,
Work life balance
Keyword:
Work style reform
,
Long working hours
,
Work life balance
pp.891-898
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001347
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要旨:過重労働が医師に与えるストレスの影響は,医師自身の健康にも影響を与え,さらには患者にも及ぶ。長時間労働は医師の判断能力の低下などをもたらし,過労死をも招きかねない。管理職は厚生労働省の指針に従い医師の労働時間を正確に把握し,2024年に向けて各医療機関における時間外労働時間の上限を設定する。勤務医は管理者と労働時間についての考え方を共有し,自己の労働時間を管理する必要がある。病院経営者や管理者は多様な働き方に対応するなど医師が勤務継続可能な環境を構築し,トラブルの対応を組織的に行う仕組みづくりが必要となってくる。医師個人は仕事とプライベートのバランスを考えながら,ストレスをためないように無理をしない,頑張りすぎないという考え方で個人でも働き方改革を進めていくことが大切である。
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