Japanese
English
症例
関節エコーが有用であった足部発症関節リウマチの3例
Rheumatoid arthritis developed on foot diagnosed with musculoskeletal ultrasonography;report of three cases
河野 哲也
1
,
柏倉 剛
2
,
相澤 俊朗
1
,
宮腰 尚久
3
,
島田 洋一
3
Tetsuya KAWANO
1
,
Takeshi KASHIWAGURA
2
,
Naohisa MIYAKOSHI
3
1北秋田市民病院,整形外科
2市立秋田総合病院,整形外科
3秋田大学,整形外科
キーワード:
Rheumatoid arthritis
,
Foot
,
Musculoskeletal ultrasonography
Keyword:
Rheumatoid arthritis
,
Foot
,
Musculoskeletal ultrasonography
pp.431-434
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000844
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:足部症状を主訴に紹介され,関節エコーにより関節リウマチ(RA)と診断した3例を経験した。足部RAの特徴として,RAとしての足部病変認識の低さ,触診での関節腫脹検出が困難なことなどから,RA治療におけるmissing pointと考えられている。診断方法として画像診断,理学所見が重要だが,発症早期には検出しづらく,感度が決して高くないなどの問題がある。一方,関節エコーは明瞭に滑膜病変を描出することができ,早期診断,早期治療介入が重要とされるRA領域において有用な診断ツールである。足部症状を初発症状とするRAも少なくないことを念頭に置き,診察すべきである。
Copyright © 2019, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.