Japanese
English
特集 医療におけるAIの活用
慢性疼痛に対する集学的治療とAI技術
Interdisciplinary treatment and artificial intelligence technology for chronic pain
青野 修一
1
,
牛田 享宏
2
Shuichi AONO
1
,
Takahiro USHIDA
2
1愛知医科大学医学部,疼痛データマネジメント寄附講座
2同上,学際的痛みセンター
キーワード:
Chronic pain
,
Artificial intelligence(AI)
,
Pain databank
Keyword:
Chronic pain
,
Artificial intelligence(AI)
,
Pain databank
pp.261-267
発行日 2019年3月1日
Published Date 2019/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000802
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:慢性疼痛は,器質的要因だけではなく,家族関係,心理的要因,社会的問題などにもしばしば関連しており,これらの様々な要因が病態を非常に複雑にしている。このような慢性疼痛の治療には通常の単科でのアプローチでは改善しない場合が多い。愛知医科大学病院痛みセンターでは慢性疼痛患者に対して多職種が連携した集学的治療を行っている。その集学的治療のノウハウを学習させた人工知能(AI)を用いた疼痛診療支援AIシステムの研究を進めている。また,痛みに関する様々な情報を多角的に収集・集約する疼痛データバンクの構築を進め,AI技術との学際的領域(医学と工学の連携)の研究に取り組んでいる。
Copyright © 2019, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.