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特集 モバイル端末を用いた整形外科診療・研究
慢性疼痛治療におけるAI技術の現状と臨床応用
Application of AI technology in chronic pain treatment
青野 修一
1
,
牛田 享宏
2
Shuichi AONO
1
,
Takahiro USHIDA
2
1愛知医科大学医学部,疼痛データマネジメント寄附講座
2同上,学際的痛みセンター
キーワード:
Chronic pain
,
Artificial intelligence
,
Mobile application
Keyword:
Chronic pain
,
Artificial intelligence
,
Mobile application
pp.1393-1399
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001909
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要旨:慢性疼痛は,器質的な要因だけでなく,心理的な要因や,社会的な要因にも関連しており,これらの要因が関係し合うことで病態を複雑・難治化させていることが知られている。このような慢性疼痛の治療には,生物心理社会モデルに基づいて多職種で連携してチームとして多角的に治療する集学的治療を実施することが推奨されている。愛知医科大学では他の施設と共同で,その集学的治療のノウハウを学習させた人工知能(AI)を用いた疼痛診療支援AIシステムの研究を進めている。また,その際に必要な多種多様な疼痛関連情報を,モバイル端末を活用しながら収集・集約するツールの開発を行い,痛みのデータベースとAI技術との学際的領域(医学と情報工学の連携)の研究に取り組んでいる。
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